トンボ&とんぼ通信 2003年8月号

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・・今夏のイベント、まとめて報告しま〜す!・・
金杉川の生き物調べ(7月19日)

 7月19日(土)梅雨の合間の明るい曇り空の下、緑あふれる金杉の谷津田で、夏休み親子観察会が行われました。参加者は自然環境に興味をもつ親子連れや大人たち27名。講師は、環境カウンセラーで自然観察指導員の鈴木優子さんです。
 午前中は、金杉川に生息する生物を採集し観察したり、水を採取して透明度を測ったり、色やにおいを目や鼻で確かめたりしました。金杉川でこの日みつかったのは、アメンボ、コオイムシ、マツモムシ、ヨシノボリ、カダヤシ、カワニナ、サカマキエビ、ヨコエビ、カゲロウの幼虫など。トンボを育てる会がこれまで続けてきた浄化作戦の効果もあってか、金杉川の汚れはそれほどひどくなくホッとしました。
 持参のお弁当を食べた後、水槽のきれいな水の中に、油やしょうゆ、お米のとぎ汁、洗剤、入浴剤など、家庭の下水から流される、汚水の原因になりそうなものを次々と水の中に入れる「汚れの体験」をしました。水槽の水がどんどん汚い色になり、においもひどくなっていくのを目の当たりにして、改めて、家庭排水に気をつけなければと感じさせられた実験でした。
 カブトムシやホタルが棲む金杉の谷津田で、いろいろな植物や動物と出会い、身近な地域の自然や、自然と人間との係わりを考える一日になりました。 

北谷津川でホタルの観察会(7月26日)
 梅雨明けしないままの涼しい夏の夜でしたが、ホタルへの期待に胸ふくらませて66名の人たちが参加しました。トンボを育てる会顧問の柳瀬さんの説明の後、暗い金杉市民の森の中を、懐中電灯を頼りに歩いていくと、闇の草陰の中に、ポッと見える小さな光! あっちにも、こっちにも、と子どもたちの歓声が沸きあがります。山影に光が飛び交う神秘、澄んだ光の美しさ、自然は本当に不思議です。数えたヘイケホタルの数は20を超えましたが、例年よりはずっと少なめでした。
(両イベントとも、主催/水芭蕉、共催/トンボを育てる会)










 
県立行田公園の花壇作り、一段落!
 7月号でもお知らせした行田公園のふたつの花壇が、今、ちょうど、夏の見ごろを迎えています。 ハーブの西側花壇は、丸い植え込み(外側から、緑のホウキギ、黄色い花をつけたユリオプスデージィ、赤い花がかわいいインパチェンス、中心は白い割グリ石)が全部で9つ。その間には真竹を敷き詰めて、歩けるようにしてあります。
 東側花壇は、野菜の花畑。麻袋に入れる土の量を加減して高低差をつけた4段×5個、合計20種の野菜が植えられています。(ナスやミニトマト、オクラ、シソ、ピーマン、パセリ、トウガラシ、etc )

 また、麻袋の間は、落ち葉を敷き詰めてそれを樹脂加工するという珍しい舗装をしてあり、野菜の花を見ながら、一回りすることもできます。ここもぜひ、皆さんに実際に歩いて、ご覧になっていただきたいところです。
  行田公園は、広い芝生や、子ども向けの遊具、遊び場の他、サイクリングやジョギング、ウォーキングができるコースもあって、家族みんなで楽しめる公園です。残り少なくなった夏休みですが、お子さんと一緒にお出かけになりませんか?

塚田環境フェアに参加しま〜す!
 例年、塚田公民館で開催している環境フェアに、今年もパネル展示で参加します。
 にぎやかだった今年のヤゴ救出作戦の様子や、行田公園の花壇作りなどを写真で紹介する予定ですので、お近くの方はぜひお出かけください。
  ○ 日 時・・・9月7日(日)
  ○ 会 場・・・船橋市塚田公民館
 

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