トンボ&とんぼ通信 2003年10月号

直前のページに戻る

夏から秋へ! 《すずみ》から、季節の便りです
 あまり夏らしくなかった今年の夏、鈴身第一調整池の斜面緑地では、ひまわりを小さくしたようなオオハンゴンソウの黄色い花がとてもきれいでした。秋の初めには彼岸花に似たキツネノカミソリの赤い花が咲き誇っていましたが、今は、ホトトギス、ハナトラノオ、オトコエシ、オトギリソウ、ミソハギ、フジバカマ、ヨメナ、ワレモコウなど、いろいろな秋の草花が咲いて、とてもステキな風情です。ヒヨドリジョウゴは花が終わり、実がつき始めましたし、ムラサキシキブの実も紫色に輝いていて、その花や実の回りに、ハチやアブがたくさん集まってきています。
 調整池には、秋の鳥が戻ってきていて、カルガモ、コガモ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カワセミ、バン等々、とてもにぎやかです。カイツブリの親子も泳いでいました。水面に浮かべてあった花イカダは、オオフサモが見事に育ち、緑のじゅうたんが盛り上がったような形になって、ちょうど、緑の浮島のようです。そこでたくさんのギンヤンマが、産卵しているのをみかけました。
 先日、そのすずみで、25ミリくらいの小さな珍しいトンボを見つけました。赤トンボを小さくしたようなトンボで、本州にはいないと言う「ヒメトンボ」に似ていました。
自然がいっぱいのすずみで、毎月2回、第1・3水曜日に、ボランティアの人たちが「森トープ・すずみ」の活動を続けています。

県立行田公園の花壇も秋支度です!
 東側花壇では、トマトやオクラなど、夏の野菜が枯れてきたため、引きぬき、オオムギを植え始めました。他の野菜も、順次、オオムギに植え替え、来年春にはオオムギの草原ができる予定です。西側花壇は、夏から秋にかけて、ハーブがとても見事で、これから、花壇の両端にハボタンを植える予定です。先日、2つの環境団体の方々がこの花壇の見学に見えました。ちょっと気になる注目の花壇になりつつあるのかも・・・  うれしいことですね。

プールにマコモを入れました
 報告が遅れましたが、9月13日(土)に、運動公園プールと薬円台公園プールにマコモを入れ、ギンヤンマが産卵に来ることを祈って(?)きました。

塚田環境フェアに参加しました
 9月9日(日)船橋市塚田公民館で、第8回塚田環境フェアが開催されました。この環境フェアは、船橋市の後援を受け、環境団体や近隣の小・中学校、自治会や子ども会等が参加して行われたもので、トンボを育てる会も毎年参加しています。写真展や、エコクッキング、フリーマーケット、バザー、模擬店等が繰り広げられ、大勢の人たちでにぎわいました。 トンボを育てる会では、今年6月のヤゴ救出作戦や、NPOとんぼエコオフィスが行っている県立行田公園での花壇作りのようすを写真で紹介しました。この環境フェアでは、自転車の当たるクイズラリーもあり、第9問はトンボを育てる会のコーナーからでした。
質問は「オニヤンマの眼は何色でしょう?」・・・
展示してあるオニヤンマの写真を見て、「ブルーグリーン!」と答える子どもたち。 かっこいいオニヤンマの写真に、子どもたちは興味津々でした。サービスのバルーンフウセンも大人気でした。

習志野台公民館文化祭に参加します
 10月25日(土)、26日(日)開催の、習志野台公民館文化祭に、トンボを育てる会は、今年も、展示部門で参加します。6月のヤゴ救出作戦や、行田公園の花壇作り、鈴身での活動などを、皆さんに写真で見ていただく予定です。もしかすると、ザリガニも、見ていただけるかも・・・   どうぞ、お楽しみに! 
(無事終了しました。たくさんのにトンボを育てる会の展示を見ていただきました。ありがとうございました。)

2003年8月号        2003年11月号