トンボ&とんぼ通信 2003年6月号
                                          

《ヤゴ救出作戦2003》
 参加者数もヤゴの数も 過去最高!
10回目のヤゴ救出作戦。今年も船橋市教育委員会の後援を受け、運動公園プールと薬円台公園プールで実施し、大盛況のうちに無事終了しました。参加者は、運動公園プールが460名、薬円台プールが235名。さらに、取材の方、見学者、スタッフも加わり、プールの周りは大賑わい! でも、ヤゴの数も参加者に負けないくらい多く、会員も、リピーターも、初めての方も、皆さん、たくさんのヤゴを持ち帰られました。中には100頭以上という方もいて、スタッフもびっくり! 薬円台公園では、ギンヤンマは少なめでしたが、アカネやシオカラのヤゴ、アメンボやオタマジャクシ、フウセンムシなどがたくさんいて、子どもたちは大喜びでした。若いお父さんお母さんたちが、子どもたち以上に夢中になり、アミでプールの底をすくっている光景は、すっかりおなじみになりましたが、今年は、わざわざ受付に足を止め、「毎年参加して、殆どすべてのヤゴを羽化させていますよ!」と報告して下さった熟年の女性もいて、私たちのヤゴ救出作戦が年代を超えて支持されていることを感じ、とてもうれしく思いました。船橋の空をトンボが飛んでいるのを見かけたら、それは運動公園で生まれ育ったトンボかもしれませんよ! 事務局には、早々と、「ヤゴがトンボになった!」というお手紙が届いています。

東京新聞・千葉日報・船橋よみうりで紹介されました
6月6日の朝日新聞朝刊、ちばマリオンの(アウトドア)のところにヤゴ救出作戦の案内が掲載されました。また、実施後には、讀賣新聞、東京新聞、千葉日報に、運動公園プールのようすが、記事と写真で詳しく紹介されました。新聞のコピーと写真を掲載しましたのでご覧下さい。

小学校のプールでもお手伝い
6月9日には市内T小学校、10日には同じくG小学校へ、それぞれプールのヤゴ取りのお手伝いに伺いました。T小は2年生、G小は1、2年生が水着や体操服になってプールの中へ。初めのうちは、おそるおそる泥の中にアミを入れていた子どもたちも、なれてくると手で泥をすくい、ヤゴを捕まえて手のひらに乗せては「みつけた〜!」と大騒ぎ。始める前に「ヤゴがびっくりするから、そ〜っとつかまえよう!」と注意されたことなどすっかり忘れてしまったようでした。G小のプールでは、半分がギンヤンマのヤゴで、みんな大喜び! 羽化するのが楽しみです。お手伝いに行った大人たちは、小学校の給食をご馳走になって、こちらも大喜びでした。

環境フェアに参加

「見たり、聴いたり、作ったり」
 
6月9日、中央公民館で開催された第6回船橋市環境フェア。ネイチャーゲーム、ケナフの紙すき、竹細工、ウッドクラフト、小さな魚すくい、等々、多彩な体験や実演、バザー等があり、大勢の大人や子どもたちが、楽しみながら参加していました。午後は、講堂で市内小中学校の環境活動発表が行われ、子どもたちの工夫を凝らした発表に、聴衆からは惜しみない拍手が送られました。トンボを育てる会はパネル展示に参加。鈴身第一調整池の油流入事件の被害を伝える写真も展示し、身近な環境への興味関心をよびかけました。この環境パネル展示は、下記日程で、市役所ロビーでも行われます。見逃した方は、ぜひ、お出かけ下さい。
 
623()27() 市役所1階ロビー


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