トンボ&とんぼ通信 2003年1月号

新しい年もどうぞよろしく!  

 トンボを育てる会が発足したのは、1994年2月。今年で、ちょうど、活動10年目を迎えます。2000年には、NPOとんぼエコオフィスが分離独立し、活動の内容も規模も大きく拡がりました。それぞれの団体の性格を大切にしながら、活動や事業を進めています。世の中全体の動きがなかなか上昇気流に乗らない現実には如何ともしがたいものがありますが、せめて、市民活動は希望や夢を大きく持って進めていきたいもの。千葉県では、堂本知事が「NPO立県」に力を入れていて昨年、とんぼエコオフィスも事業を受託しています。今年もその波にのり、更に大きく飛躍したいと思いますので、会員の皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

行田公園で《ミクロのしぜんたんけん》を行いました

 昨年12月14日(土)県立行田公園で行った《ミクロのしぜんたんけん》には子ども10名を含む24名が参加しました。講師の鈴木さん、上林さん、高野さん、関さんたちが出すヒントから何の動物かを考える動物当てクイズや、2人1組でのカード合わせゲームの後、虫メガネで草むらの中にいる虫を探しました。冬なので虫の数はそう多くはなかったのですが、子どもたちは草むらの中を這いずり回って元気いっぱい! 顕微鏡で池の生物も観察し、動きまわるゾウリムシを見た時には、子どもたちの間から大きな歓声が上がりました。それから、2組に分かれ、大きな模造紙にサインペンで「こんな生き物がいたらいいな」と思うものをたくさん描きました。子どもたちはみな真剣な表情で熱心に作品に取り組み、出来上がった『なかまたち図』『池のいきもの』と一緒に記念撮影した頃にはすっかり仲良しになっていました。最後にみんなでホカホカのじゃがいもを頬張って解散。少し寒かったもののよく晴れ上がった冬の公園でみんなで楽しく遊びながら、自然に触れ、感じ、考えた、とてもステキな「自然探検」でした。

餅つき大会にもたくさんの参加者

 翌15日には、年末恒例となった長津川調整池公園での餅つき大会が行われました。参加者は100人近くにもなり、用意したもち米30 、8うす分がきれいになくなり、みんなのおなかの中におさまってしまいました。親子や家族での参加が多く、中には生まれて初めて杵を持ったという人も! からみ餅、きなこ餅、納豆餅、お汁粉などの他、副会長の柳さん手作りのとん汁や卵焼きも差し入れられ、参加者は舌鼓をうっていました。                                               

鈴身第1調整池で鳥類飛来調査

 10月16日・12月12日の2日間、現在浄化実験中の鈴身第1調整池で、自然観察指導員の吉田祥子さんと工藤廣さん、とんぼエコオフィス理事の関さんの3人が、双眼鏡やプロミナー、目視等による鳥類飛来調査を行い、調整池に飛んできた鳥たちのようすを細かく観察しました。