浄化実験中の鈴身第1調整池に油が流入し

池に生息する魚や飛来する鳥たちに大きな被害が出ています。
このページの最後に詳しい写真を掲載しました。 (2003年2月21日撮影)

関連記事(トンボ&とんぼ通信2月号)

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 アシ原のアシを刈り取り、吸油用のシートを設置しました(2003年3月末〜4月初め)
 油は、アシ原に吹き寄せられ、アシにべったりとついている状態でしたので、今後のことを考え、
 船橋市と協議してアシの刈り取りを行うことにしたものです。







 アシの刈り取り作業の様子。
 
 約1800uのアシ原を刈り取りました。







前は花イカダ、その後ろはバイオファン
その奥の方に、アシ原が広がっています。

このアシ原には湧水が流れ込んでいて、
ギンヤンマの産卵や、
ホタルの生息が期待できそうなところです。 








  刈り取ったアシをトラックへ
油被害の原因と今後の対策について(2003年3月17日)
<トンボ&とんぼ>掲示板・伝言板に、「
新聞記事には「てんぷら油等の植物性の物」と書いてありましたが、植物性の油でこんなに被害は大きくなるのでしょうか?」という書き込みがありました。これに対し、薮内代表は「植物油は栄養分と考えられるくらいですから、植物油が流入しただけならあんなに被害は出ないはず。当初、植物油だから大丈夫と思ってしまったのが、被害を大きくしてしまった。界面活性剤が悪さをしているのではないか」と返信しています。被害の状況を見ると、鳥やタヌキは油まみれで死んでいました。魚は、エラ呼吸が出来なくなって窒息死したのではないかと考えられます。流入された油に含まれる成分の分析を外部に依頼するつもりでしたが、高額な費用が必要だということがわかり、断念せざるを得ませんでした。この調整池は、市民生活に直接影響があるところではないため、自然の浄化力に任せるしかないのが現状です。
3月5日、
船橋市河川管理課と共に現地調査を行い、
今後の対策を検討しました。



水面に薄く広がっていた油は、
調整池入り口にあるアシ原に吹き寄せられています。
アシ原の近くでは、風の向きにより、
天ぷらをあげたあとの油のような臭いが、
まだ、漂っていました。

(2003年3月5日撮影) 





  手前がアシ原

  このアシ原には湧き水が流れ込んでいて、
  ギンヤンマが産卵したり、
  蛍が棲息してたりしそうなところです。
 
 
  (2003年3月5日撮影)

  










            油がへばりついて、ベトベトになった葦

                     (2003年3月5日撮影)


 
 
  
  
  油の影響なのか
  80センチもある大きなコイ(♀)が
  死んでいました。


  (2003年3月5日撮影)





         アシ原の近くに行くと、光の加減で、
         油がギラギラと浮いているのが見えます


                 (2003年3月5日撮影) 
   

護岸に吹き寄せられた油。死んだヘラブナが浮いて漂っている(2003年2月21日撮影)

油まみれになったコガモたち(2003年2月21日撮影)


讀賣新聞  2003年2月22日(土) 32面 京葉版に掲載された記事
 千葉日報 2003年 2月22日(土) 19面 に掲載された記事
写真をクリックすると大きな画像で見ることが出来ます

白いスジのようになって
水面にただよう油
油の流れにからんで
身動きできずに・・・

弱って水面へ・・・

大きなヘラブナも犠牲に

油に浮くヘラブナ

油まみれのカワセミ

今日は一羽きり
元気のないコガモ

コイも被害に

水面に浮くフナと
コイ(体長40cm)

タヌキの死骸も・・・
浮いている魚を取ろうとして犠牲に? 

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