鈴身第一調整池で
「技術複合システムによる、
生活雑排水流入池での浄化および淡水魚養殖実験」

(平成14年度千葉県NPO活動提案募集委託事業)

千葉県が実施した平成14年度NPO活動提案募集に応募し、
公開プレゼンテーションと最終審査を経て選出された事業。
(応募総数54団体のうち、4団体が選出された。)
船橋市鈴身町の調整池に省エネ型排水浄化機器バイオファンを3基を設置し、
ファンの旋回で水を攪拌し低層の水を表層に導き殺菌。
同時に、上にはセリ等の植物、下には炭素繊維をセットした花イカダ6基を設置。
植物プランクトン動物プランクトン→魚の餌という食物連鎖(生物連鎖)を確保
最終的には淡水魚の養殖が可能な水質を目指した。
水の透明度が上がり、手長エビやモツゴなどの生息も確認されていたが、
2003年2月半ばに調整池に油が流入し、魚や野鳥に被害が出てしまった。
3月末に県の委託事業は終了した。
このまま浄化を継続したいが、行政側の予算措置は非常に厳しい。
  
  少し春めいてきた3月のすずみ。作業はボートに乗って行います。                                        
   
 
     真冬の鈴身第一調整池。斜面にはうっすらと雪が残っています。
     (2002年12月12日撮影)
                       


初冬のある日、バイオファンの上にサギが何時間もとまっていました。
水流にのって、水底から上がってくるエサを狙っていたようです。

        
   


上にはオオフサモ、下にはカーボン繊維をセットした「花イカダ」
11月に、6基、設置しました。




鈴身第一調整池全景(船橋市鈴身町)



9月20日、「バイオファン」3基を設置



設置されたバイオファン。ゆっくりと回っている。


9月20日には報道各社の取材を受け、新しい浄化方法として
毎日新聞・読売新聞・東京新聞・千葉日報で紹介されました。



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